子連れで海外へ行くならまず用意したいパスポート。
子供のパスポート作成に関してこんな疑問をお持ちではないでしょうか。
- パスポートの発行には何日かかる?
- 有効期間は何年?
- 料金はいくら?
- 赤ちゃんの写真はどうやって撮ろう?
- 子供のサインはどうしよう?
- 申請には本人を連れて行く?
こちらの記事では自身の経験をもとに、子供のパスポート作成にまつわる疑問を解決していきたいと思います。
子供のパスポートを作成する方法
子供のパスポートを作成する大まかな流れをご紹介します。
- 必要書類を準備する
- パスポートセンターで申請する
- パスポートを受け取る
ざっくりと3ステップで完了できます。
パスポートが発行されるまでの期間
パスポートは即日発行できるものではなく、申請日を含めて6営業日かかります。
旅行に間に合わなかった!なんてことがないよう、海外へ行くことが決まったら早めに申請してしまいましょう。
それではパスポート作成に必要な1から3までのステップを詳しくご紹介します。
1. 必要書類を準備する(新規・切替とも)
まずはパスポートの申請に必要な書類を準備します。
はじめてパスポートを作成する方(新規)も、期限切れにより再発行する方(切替)も内容は同じです。
パスポート申請に必要な書類
- 一般旅券発給申請書:1通
- 戸籍謄本または抄本:1通
- 写真(6ヶ月以内に撮影):1枚
- 本人確認書類(原本)
- 前回のパスポート(切替の場合)
- 住民票の写し(条件により必要):1通
一般旅券発給申請書は5年用と10年用がありますが、20歳未満の方は5年用のみ申請できます。5年用と10年用は用紙が別なので間違えないようにしましょう。
切替の方で有効期間中のパスポートがあり、氏名や本籍地に変更がない場合は戸籍謄(抄)本の提出を省略できます。
写真は申請書に貼らずそのまま持って行きます。
本人確認書類は次のものを用意しましょう。
1点でよいもの |
マイナンバーカード(写真付きの原本)または パスポート(有効期限内または期限切れ6ヶ月以内のもの) |
2点必要なもの |
保険証 + 乳幼児・こども医療受給者証 または パスポート(期限切れ6ヶ月を過ぎたもの) |
大人は運転免許証などでよいのですが、子供が用意できそうな書類のみピックアップしました。
「1点でよいもの」がない場合は、「2点必要なもの」を用意します。
住民票の写しは「住基ネット」の利用を希望しない場合に必要になります。
子供のパスポート有効期間は5年のみ
大人なら10年用か5年用を選べるパスポート。子供が選べるのは5年用のみです。紺色の方ですね。
なぜかというと「未成年者は容貌の変化が著しい」から(外務省Q&Aより)。
たしかに3歳から13歳まで同じパスポートだとかなり顔が変わっていそうです。
わが子は生後2ヶ月のときにパスポートを作り、1歳のときにはずいぶん顔が変わっていましたが問題なく使用できました。
子供のパスポート写真、成長で顔が変わっても大丈夫?|ドキドキの出国審査をレポート
赤ちゃんや子供の写真はスタジオ撮影がおすすめ
写真はスマホでも撮影できますが、赤ちゃんや子供のパスポート写真はスタジオで撮影してもらうのがおすすめです。
パスポートに使用する写真は規格が厳しく決まっており、規格を満たさない写真は受け付けてもらえません。
その点パスポートの規格を熟知したスタジオなら安心です。パスポートセンターの近くにあるスタジオなら料金も控えめです。
【実例】赤ちゃんのパスポート写真どうする?楽に撮る方法とスタジオの料金比較
パスポート申請書はダウンロードできる
パスポート申請書(一般旅券発給申請書)を手に入れる方法は2つあります。
- 最寄りのパスポートセンターまたは役所で手に入れる
- 外務省のサイトからダウンロードする
最寄りのパスポートセンターは外務省のサイトから検索できます。
2018年10月からパソコンやスマホでダウンロードしたパスポート申請書を利用できるようになりました。便利でおすすめです。
ブラウザで必要事項を記入してプリントアウト、自署欄は直筆で記入します。自宅のプリンターでも、コンビニプリントでもOK。
手書きの部分を減らせるので書き損じも少なくできますね。
子供のサイン(自署)について
パスポート申請書にあるサイン(自署)欄。子供の場合はどうすればよいのでしょうか。
わが子は5歳なのでサインを自分で書かせるのか迷い、パスポートセンターに問い合わせました。
教えてもらった内容です。
- 小学1年生からは必ず本人が署名する
- 書けるようなら未就学でも本人の自筆でOK
- ひらがなでも漢字でもOK
- ふにゃふにゃ文字でもパスポートとしては大丈夫なので、判断はおまかせします
- 書けなければ親権者が代筆し、代筆者名を枠の下欄に記入する
なんとか読める5歳の字。わが家ではサインを自分で書かせることにしました。
ひらがなだと文字数が多くなって枠内におさめるのがむずかしかったようですが、なんとか成功です。
子供に書かせる場合はパスポート申請書を多めに用意しておくといいですね。
サイン欄の枠をはみ出したものや、署名をなぞったものは認められないので注意が必要です。
2. パスポートセンターで申請
必要な書類がそろったら、いよいよパスポートセンターで申請しましょう。
パスポート申請書、写真、必要書類をまとめて窓口に提出します。写真の規格を満たしているか、必要な書類がそろっているかなどチェックを受けます。
受け付けてもらえればあとは交付を待つのみです。
申請は代理でもOK
パスポート申請は代理人でも行えるので、子供本人がいなくても大丈夫です。
運転免許証など、代理人の本人確認書類を持参しましょう。
ただし受け取りは必ず子供本人が窓口へ行く必要があります。
パスポートセンターの場所
最寄りのパスポートセンターは外務省のサイトから検索できます。
3. パスポートを受け取る
パスポートを申請してから交付されるまでは、申請日を含めて6営業日かかります。
- 一般旅券受理票(パスポート引換書)
- 交付手数料
交付日になったら上の2点を持って受け取りに行きましょう。申請日から6ヶ月以内に受け取らない場合はパスポートが失効します。
パスポート交付に必要な料金
パスポートの種類 | 収入印紙 | 都道府県収入証紙 | 手数料合計 |
5年(0〜11歳) | 4,000円 | 2,000円 | 6,000円 |
5年(12歳以上) | 9,000円 | 2,000円 | 11,000円 |
10年(20歳以上) | 14,000円 | 2,000円 | 16,000円 |
年齢は誕生日の1日前に1歳加算されます(年齢計算に関する法律による)。12歳の誕生日前日に申請される場合はご注意ください。
私が住んでいる最寄りのパスポートセンターでは申請窓口の近くに手数料を支払う窓口があり、収入印紙と収入証紙をまとめて購入できるようになっています。
都道府県によっては現金払いのところもあります。念のため最寄りのパスポート申請窓口にお問い合わせください。
受け取りには本人を連れて行く
パスポートの受け取りには必ず本人が行く必要があります。
親であっても代理で受け取ることはできないので、子供本人を窓口まで連れて行きましょう。
わが子はベビーカーで寝てしまっていましたが、とくに問題ありませんでした。
あとはパスポートを受け取れば完了です。おつかれさまでした!
まとめ
子供のパスポートを作成する方法と、申請にあたり私自身が迷ったことを中心にご紹介しました。
申請から受け取りまでに浮かぶ疑問は解決されましたでしょうか。
楽しい海外の旅になりますように。
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